Inventoryの測定方法
在庫には2種類の型が存在している。
①Perpetual Inventory System (継続棚卸法)
②Periodic Inventory System (棚卸計算法)
現実社会では②を採用している会社が多い。
継続棚卸法
仕入れた際にそれをInventoryとして計上し、その商品が売れた際にInventoryを取り消し
COGS(売上原価)として計上する仕組み。
-InventoryをCashで200ドル仕入れた。
Dr Inventory 200
Cr COGS 200
-上記のInventoryを全て掛けで250ドルで販売した。
Dr Account Receivable 250
Dr COGS 200
Cr Sales 250
Cr Inventory 200
Inventoryが掛けで販売された際にその都度それをCOGSとして計上している。
当然、仕入れ値で借方として計上しているので詳しくその値まで書かなければならない。
細かく在庫を見るような商売(e.g. 車のカスタムオーダー)などに向いている。
棚卸計算法
ここでは仕入れた際にInventoryをPurchase(仕入)として計上する。
商品が売れた際にも期末に一括でCOGSを計算する。(なので、大多数の企業は棚卸計算法を採用している)
COGSの計上方法は
Beginning inventory + Purchase – Ending inventory = COGS
となる。
-商品を700ドル分で仕入れた。
Dr Purchase 700
Cr Cash 700
-一部の商品を900ドル分掛けで販売した。
Dr Accounts Receivable 900
Cr Sales 900
この状態で期末日を迎えた時に残ってた在庫は200ドル分だったと判明した。
これらを以下の計算式に当てはめると
B: 0
P: 900
E: ∆200
C: 700
となる。
Acronymはそれぞれ、Beginning, Purchase, Ending, COGSとなる。
したがって売上原価は200ドルということが判明した。
つまり、期末にまとめて売上原価を求めて在庫管理をするには棚卸計算法が最適である。